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働き方変革成功企業事例

株式会社シップス 店長インタビュー

株式会社シップス 店長インタビュー

※左から、SHIPS京都店 西田恵一店長、Prefer SHIPS NEWoMan新宿店 平野範子店長、(弊社コンサルタント田村、永田)、SHIPS藤井大丸御旅店 増山和歌奈店長、SHIPS岡山店 今村亮店長、SHIPS銀座店 栗田泰教店長


──皆さんには2016年5月から働き方改革のマネジメント研修にご参加いただきました。最初に研修の話を聞いたとき、正直なところどのように思いましたか?

増山店長:当初は、働き方改革なんて無理だ、とも思いましたが、研修2回目くらいから徐々に「できるかも」という実感が湧いてきました。同じ関西圏の店長が実践しているのを見せてもらうことで、少しずつ「できそう」という感触を積み重ねていった感じです。


栗田店長:自分たちでも「何かしなきゃ」と思いつつ、「何をどうアクションすればいいのか分からない」というところを突破できずにいました。研修を受けたことで、「ここを目指したかったんだな」というゴールがはっきり見えるようになりましたね。

平野店長:私の場合は、皆さんより先に小室さんのセミナーを聞いていたので、「自分たちが変われば働き方は変わるんだ」という意識づけが少しずつできていたように思います。私の周りにも働くママや時間制約を抱える方が増えていて、働き方を変えたいというムードがあったので、この研修がいいきっかけになるという予感がありました。


今村店長私自身、「ワークとライフの相乗効果で価値を生んでいく」という話に共感したんですけど、果たしてメンバーに伝わるかという不安もありました。ただ、最初にカエル会議を開いたときから、メンバーの中から効率的な働き方をしていこうという声が上がってきたので、「できるかもしれない」という感触がありました。

西田店長:僕の場合は、自分自身が仕事をとことんやってしまうクセがあったので、先輩方から「先ず西田が変わらないとね」と言われていました。そんな状況で、1回目の研修後に部下に動画を見せたら、部下の方から働き方を変えようとしてくれたんですね。理解した人が自発的に動いて、みんなを巻き込んでくれたので、良かったなと思いました。


──働き方改革のマネジメント研修が始まって半年間、店舗ごとに様々な取り組みをしていただきました。今までやってきた取り組みの中で、今振り返ると一番有効だったと思う施策はありましたか?

今村店長:自店は当初、朝メール・夜メールを書面で始めたんです。その後、もっと効率的なやり方がないかと思うようになり、ホワイトボードで共有する方法に変えました。ホワイトボードには月間スケジュールも記載することで、大きな仕事の流れも見ながら、その日やるべき仕事を共有できるようになりました。ホワイトボードをきっかけにスタッフ間でコミュニケーションを取るようになり、引継ぎもスムーズに行くようになりました。


西田店長:カエル会議の代わりにランチミーティングを始めました。その中で、整理整頓や挨拶など、まずは目に見える細かなところからやっていこう、と決まりました。

2週に1回のミーティングに先がけて、当日参加するスタッフに他のスタッフがLINEで情報を伝える。ミーティング後には、書記のスタッフがLINEで結果を伝える。全体ミーティングでは、結果を検証して次の1か月の課題を話し合う。

この会議を繰り返すうちに、自分の意見が通ることで部下自身もやりがいを感じ、積極性が生まれてきました。部下目線でミーティングをすることの重要性を感じました。

 


増山店長:今までは社員だけが業務を把握していたんですけど、業務の振り返りシートをつくって、全体の仕事と個人の仕事を分け、仕事の優先順位をつけたんですね。店長の業務も文書に可視化することで、次に店長になる人にも業務内容を知ってもらうことができました。

カエル会議では、あえて一番若いバイトの方に司会をお願いしたところ、事前にいろいろ聞いてくれるようになったので、感動しましたね。


平野店長:2年くらい前から朝食ミーティングの時間を設けています。私が食事を買っていったり、おにぎりをつくっていったり……。この研修が始まるまでは、話す内容もトップダウンしていたのですけど、みんなに議題を決めてもらって話し合うようにしたんですね。そうしたら、ざっくばらんに心の声が出るようになり、その内容をその日の営業に生かしていけるようになりました。

最近では、仕事の効率が上がることで空き時間が生まれ、その時間に私が勤務している新宿エリアの女子だけで飲み会を行うようにもなりました。


栗田店長:僕がやったのは、まずは掃除。無駄な物、使っていない物があると、必要な物を探すのにも時間がかかります。掃除をしていらないものを捨て、必要な物だけを残す作業を行いました。

2つめはルールの統一です。お店は4フロアあり、作業によっては4通りのやり方があったりするので、現在はルールの統一化を図っている途中です。統一化にあたっては、いったん全員のやり方を吸い上げた上で、「じゃあ、理想とするのはどんなやり方なの?」と、みんなで考えながら決めていくようにしています。話し合う中では、僕が「当然こうすべき」と考えている方法に対して、良くも悪くも全然違う意見が上がってきます。その違いに気づくだけでも、会議の効果は大きいと思います。


──みなさんのお話を伺い、各店舗で共通して「関係の質を高める」ところに注力されてきたのを感じました。改めて、研修で一番印象に残ったことについてお聞かせください。

西田店長:研修の中で「パラダイムシフト」という言葉を聞いて、当たり前のことが当たり前じゃないと再認識しました。

たとえばうちの店でも、スタッフがパソコンのフォルダを整理しているときに、あるグラフのデータを消してしまったことがありました。ところが、結果的にそのデータがなくても仕事が回ることがわかったんですね。今までは毎日入力していたデータでしたが、なくてもいいものであることに気が付きました。パラダイムシフトって、そういうことなんだろうなと感じました。


平野店長:やはり、「関係の質」を改善することで、結果にもつながるという手応えがありました。たとえ結果が悪くても、「頑張ったよね」と言い合える関係をつくることができたのは大きかったですね。

今村店長:研修の内容はもちろんですけど、講師である田村さんと永田さんの話の聞き方は、自分にとって本当に勉強になりました。それは、カエル会議だけでなく、他のミーティングの場でも取り入れることができますし、接客にも生かすことができるのかな、と思いました。

増山店長:ワークとライフの両方で相乗効果が生まれるというのを学びました。私自身、休日は家で寝ていたんですけど(笑)、この研修をきっかけに普段会っていない人、違う業種の人と話す機会を増やしました。そうやって自分の人間力を上げる効果が、自分にも周りにも波及することに気付きました。

栗田店長:ミーティング時に議題を書いて事前に共有することの大切さを学びました。話が脱線しそうになったときに「何について話しているんだっけ?」と、軌道修正できるようになりました。ミーティングの目的が明確になることで、会議時間も短くなったような気がします。そもそも時間に対する意識はかなり上がりましたね。


──今後もアパレル業界の働き方改革に関するリーディングカンパニーとして、皆さんには取り組みを継続していただけると思っています。今後に向けて考えている取組や仕掛けがあれば、ぜひ教えてください。

平野店長:現状を維持していくのはもちろん、今後は私が勤務している「新宿地区全体」や「会社の中の女性」などへと広げて、もっと取り組みを共有していきたいですね。まずは新宿エリアから始めて、拡大していくことが大切だと思います。

西田店長:店の規模や地域性もあると思うので、まず店長が自店や自分の役割を見直した上で、その店舗に合ったやり方を進めていけばいいと思っています。スタッフの異動によって取り組みも変化すると思いますが、一人ひとりがそれぞれの店舗でいい取り組みを学んでいけば、エリア全体が良くなっていくと思います。


──それでは最後に、これから働き方改革の取り組みをやってみたい!という方に向けて一言メッセージをいただければと思っています。たとえば1年前の自分にアドバイスするとしたら、どんな言葉をかけたいですか?

平野店長:考えるよりも、行動した方が次のステップにつながると思います。迷っているなら、まず一歩を進めてみる。その一歩が次につながっていくはずですから、一歩を踏み出す勇気を持っていただきたいですね。

今村店長:今のメンバーを信じてやってほしいと思います。メンバーを信じて、働き方改革だけでなく、すべての取り組みをチーム全員で進めてほしいですね。

栗田店長:今、私の周りでは、とても同じ人間の発想とは思えないような発想が生まれ、それをみんなで共有してアクションできていると思います。ですので、「誰でも人は変われるんだ」と言いたいですね。

増山店長:「固定概念を捨てろ」ということでしょうか。まだ私自身そこまで変われていないのですが、自分のキャリアのいいところは残しつつ、新しい考え方を取り入れることで、スタッフにもいい影響を与えられると思います。

西田店長:自分が無理やりチームを変えようとしても空回りしてしまうので、お互いのマインドから変えていくことをお勧めしたいですね。部下が自発的にマインドを変えることで、チーム内に信頼が生まれて、いいチームができると思います。

 

──本日は貴重な時間をいただきまして、ありがとうございました。

(聴き手/株式会社ワーク・ライフバランス コンサルタント田村優実)


担当コンサルタント

永田瑠奈 永田瑠奈

田村優実 田村優実

株式会社シップス

所在地
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HP
https://www.shipsltd.co.jp/

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