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コンサルティング事例 長崎大学チームリーダーインタビュー

長崎大学ワークスタイルイノベーション~働き方見直しプログラム~

自分が思っている以上に、メンバーに課題感があったことが分かった!

長崎大学 保健・医療推進センター 古林 正和 准教授

聞き手:長崎大学ダイバーシティ推進センター 伊東 昌子 センター長

伊東センター長トライアルチームに選ばれたとき、どんなお気持ちでしたか?

古林リーダー今だから話せますが、正直なところ「何か、面倒臭いことをしなければならなくなったな…」というのが最初の感想です。

最初に、事務局となるダイバーシティ推進センターの伊東昌子センター長が自ら、概略の説明に来られました。プログラムの概要については何となく分かったものの、実際に取り組んだ後の効果については、具体的によくつかめませんでした。

また同時に、保健・医療推進センターのスタッフが、きちんと参加してくれるのだろうかという不安もありました。

そんなわけで、どちらかというと否定的な印象の方が強かったように思います。


伊東センター長今回の取り組みを通じて、ご自身のお気持ちはどう変わりましたか?

古林リーダー合同オリエンテーション(キックオフ)が終了した後は、「とりあえず、朝メールから取り組んでみるか…」という感じで、なかなかエンジンがかからない状況でしたね。

しかしその後、徐々にモチベーションが上がってきました。実際このプログラムに参加して、時間の使い方に関する意識が変わり、会議の仕方や内容、スタッフ間の関係などにも良い影響が出たように思います。

プログラムの最初、チームで目標を決めるために、まず職場の問題点を出し合うというプロセスがありました。実はもともと僕自身、「現在の職場に大きな問題はない」という意識だったんです。ところが、この作業を通じて、チームの皆さんがいろいろな問題意識を持っているということが分かりました。それは非常に良かったですね。


伊東センター長この取り組みを通して感じた、メンバーやチームの変化はどのようなものだったでしょうか。

古林リーダーこのプログラムに参加すると分かった当初は、他のメンバーも僕と同様「面倒だな…」という印象だったのでは。どちらかというと、否定的な感情を持つ人が多かったように思います。

しかし、チームの目標(ゴールイメージ)を決める段階から、積極的な意見を出してくれる人が多くいました。その結果、「各業種の仕事の見える化をすすめ、課題を皆で共有し、支え合える職場にする」という素晴らしいゴールイメージができました。

実際の取り組みを行った後の達成度は70%としましたが、チームワークが一層良くなりましたし、「お互いに支え合おう」という気持ちを育むこともできたと感じています。

吉岡コンサルタントもともと関係性が良い組織。早い段階で課題・解決策を見出し、どんどん実行されていました。意見がたくさん出やすい分、脱線したり、まとまりにくかったりしたのですが、会議にも工夫を凝らすことで、時間内に納得いく結論が出るように。チームで試行錯誤を繰り返し、より一層「支え合える職場」になられたと思います。

伊東センター長今後取り組みを進められる皆さんに向けて、一言メッセージをお願いします。

古林リーダーこのプログラムに参加して、僕自身は非常に良かったと思っています。ただ今回、当センターのメンバーほぼ全員が参加したのですが、センター長は参加していません。今後参加されるチームは、トップが参加することをお勧めします。


担当業務が違う中でも、チームワークで目標達成!

長崎大学 医療教育開発センター 松島 加代子 助教

伊東センター長トライアルチームに選ばれたとき、どんなお気持ちでしたか?

松島リーダー私たち医療教チームは、個々の担当する業務も違うし、業務に関するミーティングも毎週行っている状況で、これ以上改善すべきところは思い当たらないというのが本音。「目の前の業務でみんな忙殺されている状況だし、ここでさらに会議の場を設けるなんて、果たして大丈夫だろうか…」と不安でした。


伊東センター長今回の取り組みを通じて、ご自身のお気持ちはどう変わりましたか?

松島リーダー仕事や私生活に対して、ニーズがメンバーそれぞれに違うことや、得意不得意があることを知り、自分の勝手なイメージで相手を捉えていたことに気づきました。

さらに、「どうやってお互いがモチベーションを高め、チーム力を上げるか」という視点が大事だと気づきました。「個の力」に着目したイメージでした。


伊東センター長この取り組みを通して感じた、メンバーやチームの変化はどのようなものだったでしょうか。

松島リーダー時間を意識するようになりましたね。特に超過勤務が多かったメンバーの仕事を、分け合うなどしました。ゴールイメージを共有することで、個々の業務の目的が明らかになり、想像もしない速さで目標を達成することができました!

本期間内に終わらなかった取り組みは継続しますが、今後は内容に応じて、それぞれのメンバーがリーダーになる予定。チームに責任感や自主性が生まれたように思います。

吉岡コンサルタントチームのゴールイメージを共有できたことで、メンバーの皆さんの一体感が出てきたと思います。優先順位ができ、いま何に着手すべきかが明確になりましたね。朝メールや情報共有アプリの活用などで、メンバー間の理解が深まっていっているように感じました。


伊東センター長今後取り組みを進められる皆さんに向けて、一言メッセージをお願いします。

松島リーダー個人に着目して、チーム力を上げる工夫ができると思います。

仕事の内容ではなく、形態、効率化そのものに着目し、そこにアイデアを出し合う機会はなかなかありません。まして、第三者の意見を聞く機会はそうそうないと思います。チームで取り組むことによって、気づかなかった問題点や解決のためのアイデアが生まれると思います。

また、先に述べたように、私自身、各メンバーの特性や思いを汲み取る努力が足りなかったことに気づきました。自分の年代は、チーム医療や診療科の業務など、ほかの場面でも小チームのリーダー的役割をすることが多くあります。今回チームリーダーをしたことも、メンバーへ配慮すべき点を見直す良い経験になりました。


働き方の見直しの基本 整理整頓で書類量が66%削減!

長崎大学病院 事務部総務課 田川 智子 主査

伊東センター長トライアルチームに選ばれたとき、どんなお気持ちでしたか?

田川リーダー正直面倒だなと思いました。中間報告会や最終報告会もあると聞いて、「負担が増えるのではないか」という不安もありましたね。

伊東センター長今回の取り組みを通じて、ご自身のお気持ちはどう変わりましたか?

田川リーダーメンバーも同じですが、「この業務は何時まで」と考えて仕事に取り組むようになったので、だらだらと残業をすることがなくなりました。


伊東センター長この取り組みを通して感じた、メンバーやチームの変化はどのようなものだったでしょうか。

田川リーダーチーム全員で意見を出しながら進めていくので、メンバーそれぞれが取り組みに参加しているという実感があったのではないかと思います。

特に朝メールでは、お互いのスケジュールなどの共有を図れたので、他のメンバーが困っている時に、周囲が声を掛けられるようになりました。

 川コンサルタント「整理をすることで他のメンバーが休んでも支障が出ないようにする」というゴールメージを達成するために、整理整頓に取り組まれたことで書類や物を探す時間を減らしたことも大きな変化だと思います。


伊東センター長今後取り組みを進められる皆さんに向けて、一言メッセージをお願いします。

田川リーダー「業務量が減ってない中で、ワークライフバランス?」と思われるかもしれませんが、メンバー同士意見を出し合うことで、これまでは気づかなかった、現在の問題点や改善点が明らかになります。

その中から難易度が低く、効果が高いものから取り組んでくので、結果が見えやすいですし、「さらに次に進もう」という気持ちが出てきます。ぜひ、取り組んでみてください。


取り組み2年目で一人当たりの論文数が6倍に!

長崎大学 医歯薬学総合研究科 保健学専攻 看護学講座 リプロダクティブヘルス分野 大石 和代 教授

伊東センター長リプロダクティブヘルスの皆さんは、トライアルチーム2年度目でしたね。参加が決まったときは、どんなお気持ちでしたか?

大石リーダー昨年度からということで、今回は特に不安などは感じませんでした。むしろ「今年度もヤルゾー!」という感じ(笑)。今回は、前回達成できていなかったところに焦点を当ててトライアルしたいと思いました。

伊東センター長今回の取り組みを通じて、ご自身のお気持ちはどう変わりましたか?

大石リーダーライフを充実させることが、集中してワークすることにつながり、仕事の成果も上がることを実感しました。

生きることが楽になりましたね。


伊東センター長この取り組みを通して感じた、メンバーやチームの変化はどのようなものだったでしょうか。

大石リーダーメンバー間のコミュニケーションが、今まで以上に良くなりましたね。

さらに、研究に対するメンバーの姿勢も変わったと思います。今回は研究成果を視野に入れたゴールを設定。カエル会議などを通じ、他のメンバーに自分の研究について知ってもらうことができました。多方面からの適切なアドバイスや指導、励まし、エネルギーを受けることができたので、個々で研究に取り組んでいても、それほど孤独を感じなかったのではないかと思います。

吉岡コンサルタントランチタイムを活用したカエル会議など、楽しみながら取り組みを継続されてきており、すっかり「自走」の体制ができていますね。今回は研究力アップをゴールの一つに掲げ、結果として論文数も飛躍的に向上しました。まさに、長崎大学のトップランナーにふさわしい成果を残されていますね。


伊東センター長今後取り組みを進められる皆さんに向けて、一言メッセージをお願いします。

大石リーダーやはり、コミュニケーションは大切ですね。交流することや、チームの目標を掲げ一緒に取り組むことを通して、コミュニケーションはさらにアップし、働きやすい職場になりますよ。

※所属・役職は平成29年3月現在です。


国立大学法人 長崎大学

http://www.nagasaki-u.ac.jp/
ダイバーシティ推進センター
http://www.cdi.nagasaki-u.ac.jp/
長崎大学事務局 伊東センター長インタビュー
https://www.work-life-b.com/?post_type=information&p=7443&preview=true

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